5. よくある質問

Q:外遊びの会は何歳から参加できますか?
A:外で遊べる年齢のお子さんであれば、何歳でも歓迎です。もちろん妊婦さんや子育てひと段落のお母さんのお一人参加も大歓迎です。

Q:どのような方が参加されていますか?
A:ベルギーに数年駐在予定の方、永住予定の方、外国から駐在でベルギーに来られた方などいろいろです。お母さんたちも様々な経験や背景を持つ方が多くお互い刺激しあい楽しんでいます。

Q: 我が家の子どもは人見知りなので楽しむことができるのか心配です。
A:大人が想像する楽しみ方と子どもの楽しみ方は必ずしも同じではありません。子どもたちの輪の中に入ってわいわい遊んでいることがすべてではありません。活動中母親から離れなかった子どもが帰宅後「今日は楽しかった~!」ということよくあります。そんな子どもがいつのまにか離れて遊んでいたり…。成長を感じる瞬間です。

Q:毎週水曜日に必ず参加しなければいけないのですか。
A:必ず参加しなければいけないわけではありませんが、参加頻度が高いほど子どもも大人も仲良くなり深い関係を築くことができるのでお勧めはしています。

Q:水曜日はお稽古事があるのですが、どちらにしようか迷っています。
A:外遊びの会の水曜日の活動に参加している子供たちの中にも水曜日以外の日にお稽古事に通っている子どももいます。ベルギーでは水曜日の午後と週末にしかたっぷり遊べる時間はありません。でもお稽古事のスケジュールもあるので、選択は難しい場合もありますが、水曜日の午後は森や緑がいっぱいの公園で子どもを遊ばせることを優先すると決めた親御さんは水曜日の活動に参加してくださっています。森や公園で走り回って遊ぶというのも子どもたちにとっては楽しい時間です。
お母さんの子ども時代はもっと放課後に遊んでいたはず。思い出してみてください。楽しかったですよね。よく遊んだから今の自分があると思いませんか?

Q:雨の日でも外で遊ぶのでしょうか?
A:雨の日は活動中止もしくは自宅提供がある場合は室内での活動となります。といっても、子どもたちのエネルギーがありあまっていて、小雨になると「外に出た~い!」ということはよくありますので、長靴とレインコートは持参くださいね。

Q:ベルギーの冬は寒いと聞きましたが、寒い日でも外で遊ばせるのでしょうか?
A: はい!気温に適した服装であれば寒い日でも十分遊べます。子どもは走り回っているので寒くても上着を脱ぐことがあるので体温調節できる服がよいでしょう。見守っているだけのお母さんたちは足元からどんどん冷えますので、子ども以上に温かい服装をお勧めします。

Q:なぜ同じ年齢の子供たちだけで活動しないのですか?
A:異年齢の子供たちが遊ぶことで学びあうことはたくさんあるからです。昔は放課後にいろんな年齢の子供たちが外で一緒に遊んでいたものです。上の子が下の子の面倒をみてあげたり、下の子が上の子に助けられたり、上の子どもにあこがれてついていったり。同じ年齢の子ども同士だけで遊んでいるとこのような育ちあい、学びあいはできません。
「外遊びの会」では参加する親が暖かく見守るなかで子どもたちが遊び活動しています。こどもたちが自分たちよりも年上の子どもにあこがれて、一緒に遊ぶことに魅力を感じるというのはごく自然のことです。小さい子どもの刺激になるので、大きい子どもたちと遊ばせることのほうに重きを置きがちになりますが、最近では自分より小さいこどもへの接し方がわからない、年下の子どもと一緒に遊べないという子どもが増えているという話をよく聞きます。これは異年齢集団での遊びの経験が足らないからではないでしょうか。小さい子、力の弱い子を思いやる心は自然に芽生えるのではなく、普段からの経験が大切だということだと思います。
お母さんたちにもこの縦割りグループで集まることにより上の年齢の子どもを持つお母さんたちからいろいろな育児経験談などを聞いたり、小さいお子さんを持つ方にアドバイスしたりできる良い機会になっています。
小さい頃からしっかり体と頭を使って遊んでいれば小学生になる頃には、体もしっかり動かせて、大人がびっくりするような体力がつき、遊び方もよりダイナミックになります。もちろん、皆で決める遊びのルールもより複雑になり、遊び方がぐっと広がります。

Q:「外遊びの会」ではただ遊んでいるだけなのですか?
A:たくさん遊びます。でもこの「遊び」というのは子どもにとっては立派な「お仕事」なのです。「子どものときの遊びへの真剣さは大人になったときの仕事への真剣さに結びつくとも言われています。よく遊ぶ子どもは、真剣に遊びます。子どもたちはただ無意味に遊んでいるのではありません。何もない環境で遊びだす子どもの力は素晴らしいです。外遊びの会の活動では森や遊具のない公園にいくと何もないところで遊びを作り出し楽しんでいる子どもたちの姿をみることができます。最近ではこのようにしっかり遊べる力を持った子どもが減っているのはとても残念なことです。
子どもたちがしっかり遊んでいるときはしっかりと学んでいると考えていただくとよいのではないでしょうか。

Q:活動の流れを教えてください。
A:毎週水曜日の活動は基本的にお昼からです。(幼稚園小学校が午前中で終わるため)長期休暇期間の活動では呼びかける人によって集合時間が異なります。解散時間は自由です。

Q:おやつについて教えてください?
A:各自おやつと飲み物は持参です。外遊びの会の「おやつ」は「子どものおなかを満たしてくれるもの」としています。非会員の方からよくご質問を頂くのですが、手作りや、BIO製品でないといけないということはありません。スーパーで買ったクッキーやワッフル、果物を持参される方が多いです。帰り際にお腹がすくという子には、おにぎりやパンを持参される方もいます。子供たちはそれぞれのおやつを交換しあったりして楽しんでいることもあります。

Q:会で何かお手伝いできることはありますか?
A:はい。たくさんあります。活動内容の提案と準備、企画などなど。すべてパパやママのボランティアで作っていく会ですので、気づいたことやできること、やりたいことはぜひどんどん提案してください☆

Q:参加にあたって、何か準備することはありますか?
A:天候の変化に対応できる服装さえ準備できていれば、楽しく過ごせます。まず、親子とも歩きやすい靴、雨の後の森にはこども用の長靴、冬には分厚いスキー用の靴下。雨用にレインコート、お母さんの手が使いやすいようにリュック、などとにかく遊びやすい、動きやすい格好で参加してください。

Q子どもが英語・オランダ語・またはフランス語の学校に通っています。子どもには日本語を話して欲しいのですが、「外遊びの会」で遊んでいるだけで大丈夫でしょうか?
A:「外遊びの会」では遊びを通して日本語を学べる環境を作っています。いろんな年齢のお友達と日本語で会話をしながら遊ぶ機会をより多く持つことは言語習得中の年齢にはとても大切なことです。
親と毎日日本語で話しているから、「外遊びの会」に参加しているから、あるいは「XX教室」などのお稽古事に行っているから、日本語が話せるようになるのではありません。
言語教育はご家庭から始まります。ご家庭で日本語を母語とする親が日本語だけでいろいろな話題をたくさん子どもと話すこと、日本語でお話を聞かせてあげたり、絵本を読んであげること、美しい日本語の童謡を生活の中に取り入れて子どもと一緒に歌うことなどの日々の環境が言語習得に影響します。
「外遊びの会」に参加していただくことで、親以外の日本語に触れることができる、他の子どもたちと日本語で遊び語彙を増やしていくなどの環境作りのお手伝いができればうれしく思います。
子どもたちに文字を覚えさせる前に子どもたちが様々な状況で対応できる日本語の表現を学べる環境、豊かな語彙に触れる環境を作ってあげてくださいね。

Q子どもとは毎日日本語で話していますが、子どもは思うように日本語を話してくれません。このような状況で、「外遊びの会」参加できますか?
A:お子さんの日本語の程度にもよりますが、ぜひ一度お越しください。「毎日日本語で接しているのに思うように話してくれない」と悩んでいる方は多いです。子どもが日本語を話さない理由はいろいろありますが、
まずは本当に「日本語だけで話しているか」親御さん自身の日本語をよく聞いてみてください。
「ほらほら、あそこにあるでしょ。え?どこかわからないの? Over there! Look!」
「お母さんの言ったこと分かっている?Did you understand?」
「みかん食べる?Big なのがいい? Smallなのがいい?」
「ほらこのToyはこのBoxに片付けてね。」
このような会話では「日本語だけで話している」とは言えません。お母さんやお父さんが英語やフランス語を日本語の会話に混ぜて話している言語の切り替えがあいまいな環境で育つと、もちろん子どもも大きくなるにつれて話しやすい言語を使うようになります。
成人したときに達成して欲しい日本語のレベルを問わず、言語習得中の小さな年齢の子どもに日本語を話して欲しいと強く願う場合は親も日本語だけで話す努力が必要です。
外国に長くいると日本語での会話に英語やフランス語などを単語を混ぜて話しがちですが、これは「癖」の問題です。子どもは言葉も行動も多くは大人の模倣することで学びますので、親の癖をまず直すことも必要でしょう。
「親が話しかける言語はいつも日本語なのに、日本語で話してくれない。」というのもよく聞かれます。こういうケースは子どもが日本語以外の言葉で話しかけても親はすぐに日本語で答えているという場合がほとんどです。親が日本語以外でも理解できるとわかると子どもは日本語で話す努力をする必要がなくなるので、日本語よりも流暢な言語で話しつづけるのが自然なこととなります。言語を理解することと発話することは別のプロセスですので、発話できる機会を作ってあげることが大切です。
そのためには親が日本語以外は分からないという態度で接すること(でも厳しすぎずに:)、そして日本語で遊ぶという機会をたくさん持つことが日本語の発話の上達に非常に有効であるといえますね。日本語で話していても日本語以外の言語の単語を使うようであれば、「XXXって日本語で何?おかあさんわからないんだけど、説明してくれない?」と一緒に考えるようにするとよいかもしれません。
「子どもがわかっていないようなので、ついつい日本語以外の言葉で説明してしまう。」というのもよく聞きますが、子どもが日本語語彙が少ないために分かっていないのか、ただわかっていないふりをしているだけなのか、まだ年齢が小さいので内容がむずかしく理解できないのかをよく観察してください。本当にわかっていないのであれば、もう一度日本語で簡単に説明してあげてください。
「子どもがおなかにいるときから親の母語で話しかける」が基本です:)

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